昨年、4回生の引退試合となった日本大学戦から一年。
今年も最終戦の舞台は昨年と同じ、瑞穂公園ラグビー場となりました。
試合メンバーは前日に田辺にて最終調整を行い、
名古屋に現地入り、翌日の試合へと備えました。
最終戦の対戦相手は立命館大学。
立命館大学も同じく第1戦、2戦の結果により、この日が最終戦でした。
下級生は4回生のためにも絶対負けられない、
4回生は後輩に何かを残したい、
そんな思いで挑んだ大学選手権セカンドステージ第3戦。
立命館大学のキックオフにより、試合は開始されました。
開始5分、同志社のペナルティーよりPGを選択。
先制点を奪ったのは立命館大学でした。
その後8分、ゴール前左ラインアウトより右に展開、
最後は14松井が右隅にトライ。
得点を5-3とします。
13分には1トライ、21分にはまたもやPGで追加点を加えられるも、
23分には13石田のラインブレイクから15宮島がトライ。
28分には14松井が2本目のトライを決めます。
その後も一進一退の攻防が続きました。
36分に立命館大学に1トライを返され、
19-20と1点リードされた状態で後半へ。
後半開始早々4山田がラックから押し込み、
先制トライを奪うも、ここから苦しい時間帯が続きました。
立命館大学に立て続けに3トライを加えられ、得点は26-39に。
しかし、29分に途中出場22垣内の裏へのキックから、
14松井がインゴール内で押さえて、この日3本目のトライ。
32分にも9大越から、走りこんできた20末永がそのまま左中間にトライ。
40-39となり逆転に成功します。
しかし逆転を繰り返す両校のシーソーゲームは、まだ終わりませんでした。
37分に自陣ゴール正面で同志社がペナルティー。
PGを決められまたもや逆転、得点は42-40となります。
終了間際、22m左中間付近より相手ボールスクラムに。
80分のホーンが鳴るのとほぼ同時に組んだスクラム。
2点差、残り1プレーという場面で、スクラムのプレッシャーから
ターンオーバーに成功します。
そして22m中央付近で立命館大学にペナルティー、
21岩村がPGを成功させ、ノーサイド。
1点差で惜しくも敗戦した早稲田大学戦から一週間。
今度は、最後まであきらめない気持ちが1点差での勝利に繋がりました。
まさに部員全員が一つになった瞬間でした。
立命館大学戦のToday's Playerには、
7田淵 慎理、21岩村 昂太の2人が選ばれました!
最後の1プレーで逆転PGを成功させた岩村
『最後は全員がまとまったからあの結果になったのだと思います。
大好きな先輩との最後の試合、勝てて本当によかったです!』(3回生・岩村)
今年一年、主将としてチームを引っ張った田淵
『立命館大学との試合は今シーズン最後の試合でしたので、
4年生として、キャプテンとして、勝利して後輩になにかを残したい
という思いで挑みました。
最後の逆転は、チームが本当にひとつになった結果だと思います。
しかし、このステージで勝利することに満足するのではなく、
来年はもう一つ上のステージで勝利して喜ぶことができるように、
練習に励んでほしいと思います。
一年間、このチームを応援してくださりありがとうございました。
これからも応援よろしくお願いいたします。』(4回生・田淵)
1月に新主将・田淵のもと新体制が発足し、
"PROGRESS"というスローガンを掲げ、みんなで駆け抜けたこの一年。
本当にあっという間でした。
この限られた4年間の大学生活で、何を得ることができるか。
それは4回生が教えてくれた気がします。
後輩たちは4回生の気持ちを受け継ぎ、必ず来年こそは、
"関西優勝"、そして"大学日本一"という目標を達成したいと思います。
今年一年、田淵組にたくさんの声援を送ってくださった皆様、
本当にありがとうございました。
今後とも同志社大学ラグビー部に変わらぬご声援を、
よろしくお願い致します。
皆様、良いお年をお過ごしください。