私達の戦ってきた1年間の全てを発揮し、
又4回生にとっては4年間の全てをぶつけた大学選手権でした。
珍しく雪の積もったグラウンドで新チームを始動させた時は、
期待と不安の交るスタートでついこの間の様に感じます。
そこから約1年。
TRUST ~仲間を信じる・自分を信じる~
という言葉を胸に、全員で日々の練習・試合を一ずつ積み重ねてきました。
決して、平坦な道ではありませんでしたが、
一つひとつを着実に"チャレンジャー"として前進することができました。
そして迎えた、関西リーグは2位という結果でしたが、
大学選手権へ1年振りに戻り、日本一への挑戦権をもらうことができました。
花園ラグビー場で行われた1回戦。 大東文化戦。
部員全員が"心からラグビーを楽しむ"ことのできた良い試合になりました。
それと同時に、一日でも長くこのチームでラグビーがしたい、終わらせたくないという思いが益々強くなりました。
そして、最後の試合となった帝京戦。
1回生の頃の東海大戦以来の秩父宮です。
スタンドには多くの同志社を応援して下さる方々。
アウェイのはずがホームのような熱気と歓声に包まれる試合でした。
1年間の成果と、この試合に向けた準備を1つひとつ大切に繋ぎます。
ピッチにいる15人全員の戦う姿がスタンドに伝わり、歓声を更に大きくします。
しかし、部員席で皆総立ちで声が枯れるまで応援する仲間も、
サポートするスタッフも全員がこの同じ思いで80分を戦っていました。
これ程までに全員を熱くさせたのも、
仲間を信じ、仲間と共に切磋琢磨してきたからだと感じます。
結果として、負けてしまい私達が掲げた日本一という目標を達成することは叶いませんでしたが、
この4年間で一番、記憶に残る試合となりました。
応援してくださった皆様の記憶に少しでも残る試合となったでしょうか。
「今年一番面白いゲームだった。良い試合だった」と思って頂けたでしょうか。
西田はじめ4回生に何も言わずついてきてくれた3~1回の部員、
いつも選手を思いご指導に当たって下さったコーチ陣と
もう、このチームでラグビーをできなくなるというのはとても寂しいです。
チームが一つにまとまっていたのも、
西田の人望や体をはったプレー、日野・正海の思い が一人ひとりに届き、
主務 神崎のサポートがあったからこそだと思います。
私達にとってこのチームでラグビーをさせて頂けたことがとても幸せでした。
それも、OB・OGの皆様のご支援ご指導、ファンの皆様の熱いご声援
学校関係者や先生方のご支援に温かく支えてくれた保護者の皆様という、
多くの方々と共に戦うことができたからであると思います。
心より感謝致しますと共に御礼申し上げます。
これからは、この悔しさを胸に
この101ページを超える102ページを新たな代で築き
飛躍の年にしてくれるはずです。
国立でカレッジソングを会場の皆様と歌い、勝つ喜びを分かち合う事ができるよう
今後共、同志社大学ラグビー部に一層のご支援・ご声援を宜しくお願い致します。